大使館での指圧

 
 
 
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『指圧』増永静人著
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(12)大使館での指圧


今更、遠い昔話のようなことを語っても、それほど意味がありませんが、時々、東京にある各国の大使館で指圧を教えたり、治療をしたりしたことが思い出されることがあります。

その当時は次々に各国の大使館や大使公邸などに出向いて、指圧の治療や講座を行うことが常でした。指圧に興味を持っている外国人の方が多かったからかもしれません。

私は特別に大使館関係者だけを対象にしていたわけではありませんが、次々に紹介されていく内に、各国の大使館に出入りするようになっていました。

とは言え、アメリカやソ連などの大国の大使館には縁がありませんでした。よく伺ったのは、イギリス大使館を始め、スウェーデン、ドイツ、スイス、ブラジル、コロンビア、メキシコ、アルゼンチン、オーストラリア、ウルグアイ、オーストリア、イタリア、その他の国々の大使館などがあります。

その当時の私の服装は、何処に行くにもジーンズを履いて、デイバックを背負ったスタイルでした。当然、各国の大使館にも、そのスタイルで出向き、大使などに会う時も同様でした。



で、中でも、よく通ったのはイギリス大使館スウェーデン大使館です。また、ドイツ大使館でも大使館員との繋がりも色々ありました。今日はイギリス大使館のことで、そこで働いていた男性外交官との関わりを話してみたいと思います。

唯、その男性のプライバシーに関わることですので、ここで明らかにしない方がいいのですが、既に時が経っていることと、その方も亡くなられたとのことですので、お話する次第です。

ご存知の方もあると思いますが、東京千代田区麹町にあるイギリス大使館内には、大使館員の為の住宅が結構ありました。この大使館は皇居のお堀にも近く、周囲は桜の名所でもあります。

大使館の中にも可なりの数の桜の木があり、桜の見頃になると大使館主催で花見の宴が毎年開かれていました。私も何度か、その様子を拝見したことがありますが、そこに招待されたことはありませんでした。



私は以前、よく散歩に出かけ、この大使館の反対側(お堀側)を通って三宅坂から桜田門、皇居広場へと歩いていくのが楽しみでした。そうした時、何時も、この大使館にはよく来たなぁと思い出していました。

その当時、イギリス大使館では数年に亘り、何組かのグループに指圧の講座を行いました。殆どがイギリス人でしたが、中には大使館で働いていた日本人もおりました。

大使館で行なったのは殆どが指圧の講座でしたが、あるグループの中の男性生徒さん(外交官)が治療を受けたいと言うことで、彼の住まいに定期的に治療に伺いました。

当初、この男性は大使館の側のマンションに住んでいましたので、そちらに何回も伺いました。何回か治療を行っている内に彼の家庭の事情も話してくれるようになりました。

家族をイギリスに残して来てるとは言っていましたが、どうも離婚したのではないかと思える感じでした。そして息子との折り合いが悪いようにも見えました。



暫くして、彼は大使館内の住宅に住めるようになりましたので、私もそちらに治療に伺うようになり、何回か、そちらで治療をしました。

その後、治療が暫く中止になりましが、ある時に再び呼ばれて治療に伺ったら、近々、転勤になって本国に帰ると言われたんです。

大使館員(外交官)は世界中を転勤して回るのが仕事ですから、私としても止むを得ないことだと理解しました。でも外国人の場合は、親しくなると皆、転勤などで帰国しますので、ちょっと寂しくも感じていました。

で、彼が帰国して暫く経ってから、彼と同じクラスで指圧を勉強していた大使館で働いていた日本人の方から驚きの話を聞かされました。

何と彼が麻薬か何かの罪で本国で逮捕された、ということだったんです。私もその女性も彼のことをよく知っていましたので、あの実直な感じの人がどうして・・・と訝りました。



噂だけで本当のことは分かりませんでしたが、何処の国の大使館でも、大使館特権があり、麻薬などの密輸入は頻繁に行なわれていると言う話はよく聞くところです。

彼がいきなり、急に本国に帰されたたのも、そのような犯罪にからむ嫌疑があったからなのかも知れません。私には伺い知れないところです。

ところが、その後、彼が逮捕されたのは息子の所為だったと言う噂が伝わってきました。息子の麻薬関係の罪を被って逮捕されたのではないか、と言うものでした。

飽く迄も噂の域を出ない話でしたが、それなら何となく納得できるなぁと思ったんです。あの人が本当の犯罪者とは、とても考えられませんでしたからねぇ。


そんなことがあって、1~2年経ってからです、その大使館で働いていた日本人女性から連絡があったんです。何と、今度はその男性が死亡したと言う話でした。

これまでに私は多くの外国人に指圧の講座をしたり、治療をしてきましたが、親しくしていた方が亡くなったと聞かされたのは、その時が初めてでした。

彼の晩年を自分で見聞きした訳ではありませんので、余計に何でだろうと言う思いが募るはかりでした。今更、私がとやかく言っても始まりませんが、正に「人生いろいろ」ですねえ・・・。


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