「健康十訓」について

 
 
 
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(34)「健康十訓」について



健康十訓


日本はフクイチ原発事故による放射能汚染物質に覆われて、多くの人が内部被曝や外部被曝に晒されているにも拘らず、人々は無関心に暮らしています。

こんなヒドイ状況の中にあっては、今後益々、病人や死亡者が増える一方でしょうから、今更健康に留意しようと言っても手遅れです。が、一方では未だに、健康に関する言い伝えや、教訓のようなものが沢山流布されているのが現実です。

そうしたことを実践している人がどれほどいるのか知りませんが、例えば、江戸時代に活躍した貝原益軒の『養生訓 』(講談社学術文庫)などは今日でもよく知られています。

貝原益軒は「人生の楽しみ方」についても色々話していますが、健康に関することでは次のようなことを強調しています。


1.腹八分目:「病に食い勝つ」という諺があるように、食べなければ健康を維持するのも難しいし、病気の回復も遅くなります。しかし、どんなにおいしい食べ物でも食べ過ぎれば、胃腸をそこない、病気になります。美味、珍味の食べ物でも腹八、九分でやめることを勧めています。

2.心の養生:養生は身体のことばかりでなく、「養生の術は先心気を養うべし」とあるように心の養生も必要であると益軒は説いています。それは心身相関の確固とした信念、身体は心によって養われ、心は身体によって養われると考えていたからです。

3.むやみに薬は飲むな:たいした理由もなく薬を服用すれば、五臓に代表される身体の機能、全体のバランスを崩し、かえって病気の生じることがあると説いています。

4.薬より養生:益軒は薬については次のように述べています。薬はみな偏った性質があるものなので、その病に応じなければ必ず毒となる。従ってどんな病気であれ、みだりに薬を服してはならない。病の災いより薬の災いの方が多い。薬を用いなくても慎んでよく養生すれば、薬の害もなく、治りやすい。



実に尤もなことを言っています。現代人にもピッタリと当てはまる言葉です。特に「薬よりも養生が大事」だとしていることは現代人に対する警鐘でもあります。

また、この書の中で、益軒は「人間の尊厳性」について下記のように述べています。(引用は、『養生訓』:講談社学術文庫より)


ーー引用はここからーー

ひとの身体は父母を本とし、天地を初めとしてなったものであって、天地、父母の恵みを受けて生まれ育った身体であるから、それは私自身のもののようであるが、しかし私のみによって存在するものではない。つまり天地の賜物であり、父母の残してくださった身体であるから、慎んで大切にして天寿をたもつように心がけなければならない。

これが天地・父母に仕える考の本である。身体を失っては仕えようがないのである。自分の身体にそなわっているものは、それがわずかな皮膚や毛髪でさえも父母から受けたものであるから、理由もなく傷つけるのは不幸である。

まして大いなる生命を私ひとりのいのちと思って、慎まず、飲食、色欲を思いのままにし、元気をそこない病となり、もって生まれた天命を縮めて、早世することはまことに天地・父母への最大の不幸であって、馬鹿げたことであるといわなければならない。

ひととしてこの世に生まれてきたからには、ひたすら父母・天地に考を尽くし、人倫の道を実践し、義に従い、なるべくならば幸福になり、長寿にして悦び楽しむことは、誰も願望するところであろう。

このようになりたいと欲するならば、まずいま述べた道を思考しそれをふまえて、養生の方法を心得て健康をたもつことである。これこそが人生で最も大事なことだろう。

ひとの身体はきわめて貴重であって、全世界のなにものにもかえることのできないものではないか。

しかるに養生の方法を知らないで、欲にふけり身をほろぼし命を失うことは、もっとも愚かなことである。生命と私欲との軽重をよく考えて、日々の生活を慎み、私欲の危険性を恐れること、深淵にのぞむような、薄氷をふむような細心の注意を払って生活すれば、長生きもできて、災難をまぬがれるであろう。

ともかく人生は、楽しむべきである。短命では全世界の富を得たところで仕方のないことだ。財産を山のように殖やしても何の役にも立たない。それゆえに、道に従って身体を保って、長生きするほど大いなる幸せはないであろう。

そこで『尚書』では長寿を五福の第一にしている。長生きは、すべての幸福の根本といわれるのである。

ーー引用はここまでーー



貝原益軒は、元来虚弱でしたが、 健康法を実践することによって長寿を全うしています。83歳になっても歯が一本も抜け落ちず、夜も細かい字を読んだり書いたりすることができたそうです。

さて、上記で述べられていることは正に真理に他なりません。それ故に、益軒の死後、数百年たった今日でも、『養生訓』が読み継がれているのだと思います。

益軒が言っているように、私達の肉体は父母から賜ったものです。幾らこの世に生まれ変わって来たいと願っていても、父母から肉体を分けて貰えない限り、この世に生は受けられません。

従って、父母はこの世に於ける最大の恩人です。その恩人の愛に報いる為に親孝行をするのは人間として当たり前のことです。とは言え、この私は父母の生前中に何ら親孝行らしいことをしていません。それが今もって一番悔いているところです。

この父母に報いることの一環として、自分の誕生日には、この世に生を与えてくれた父母に心から感謝の念を送ることが大事だと考えます。父母が健在であれば、直接、感謝の言葉を述べるのが一番です。



さて、このような貝原益軒が残した養生訓に似た「健康訓」は方々で見受けられます。例えば、同じく江戸時代の俳人でもあった、横井也有が残したと言われている「健康十訓」には下記のようなものがあります。

1.少肉多菜(肉を控えて野菜を多く摂りましょう。)
2.少塩多酢(塩分を控えて酢を多く摂りましょう。)
3.少糖多果(砂糖を控えて果物を多く摂りましょう。)
4.少食多噛(満腹になるまで食べずよく噛んで食べましょう。)
5.少衣多浴(厚着を控えて日光浴し風呂に入りましょう。)
6.少車多走(車ばかり乗らず自分の脚で歩きましょう。)
7.少憂多眠(くよくよせずたくさん眠りましょう。)
8.少憤多笑(いらいら怒らず朗らかに笑いましょう。)
9.少言多行(文句ばかり言わずにまずは実行しましょう。)
10.少欲多施(自身の欲望を控え周りの人々に尽くしましょう。)


この横井也有という人は、「ウィキペディア」では下記のような略歴が示されています。

『元禄15年(1702年)、尾張藩で御用人や大番頭を務めた横井時衡の長男として生まれ、幼名は辰之丞、通称は孫右衛門と言った。本名は時般(ときつら)、別号に永言斎・知雨亭など。横井氏は北条時行の流れを組む家柄と称する。

26歳にして家督を継いだ後は用人、大番頭、寺社奉行など藩の要職を歴任。武芸に優れ、儒学を深く修めるとともに、俳諧は各務支考の一門である武藤巴雀、太田巴静らに師事、若い頃から俳人としても知られ、俳諧では、句よりもむしろ俳文のほうが優れ、俳文の大成者といわれる。多芸多才の人物であったという。

宝暦4年(1754年)、53歳にして病を理由に隠居した後は、前津(現在の中区前津1丁目)の草庵・知雨亭に移り住み、天明3年(1783年)に82歳で没するまで、俳文、漢詩、和歌、狂歌、茶道などに親しむ風流人として暮らした。』



ただ問題なのは、上記の「健康十訓」が本当に横井也有が残したものなのかどうか、ということです。ネット上などでは皆、彼の言葉として紹介されていますが、その実、何等その根拠が示されていません。

そんな中、「俳句の森」では、也有のことを調べられた結果、上記の「健康十訓」は横井也有が残したものでない、と述べておられます。

言われてみれば、これが江戸時代に語られたものであれば、車などのない時代ですから、「少車多走(車ばかり乗らず自分の脚で歩きましょう。)」と表現されることは大変にオカシイことだと分かります。



さて、次の「健康十訓」はコーカサス地方に古くから伝わるものだそうですが、ここでも車に乗らずに歩こうと言っています。また内容も、先の横井也有のものとされている十訓と同じですね・・・。

1.少肉多菜:肉だけ食べずに野菜もたくさん
2.少塩多酢:塩味薄く酢の物で
3.少糖多果:甘い菓子より果物を
4.少食多咀:腹に八分の量をよくかんで
5.少車多歩:車に乗らずにまず歩く
6.少衣多浴:薄着になってお日様浴びる
7.少煩多眠:くよくよせずによく眠る
8.少念多笑:笑いは憤りをふきとばす
9.少欲多施:人に施し心豊かに
10.少言多行:口で言うよりまず動く



最後に、日本臨床内科医会が制定した「健康・長寿の10か条」というのがありますので、下記に列挙しておきます。

1.ゆっくり食べようよく噛んで、腹八分目で箸をおく
2.お魚と大豆製品欠かさずに、野菜果物バランスOK
3.毎日歩こう30分、足腰きたえて長寿への道
4.早寝・早起き、タバコは吸わない、お酒もほどほど健康の秘訣
5.頭を使ってボケ防止、毎日明るく夢を持て
6.眠れない、食欲がない、元気がない、心の風邪か、まず相談
7.ストレスためずによく眠り、過労をさけて休養を
8.うがい・手洗い習慣付けて、防ごう風邪やインフルエンザ
9.あなたの健康家族の宝、すすんで健診、自己管理
10.いつでも何でも相談できる、かかりつけ医を持ちましょう



さすがに医者が考えただけあって、健康診断や健康相談を勧めているのには笑ってしまいます。いずれにしても、どの健康十訓にしても、言っていることは常識的な範囲のものばかりです。

現在の日本のように放射能汚染に侵されている状況では、更に厳しい健康十訓のようなものが必要かも知れません。例えば、下記のようなものでは、どうでしょうか・・・。


1.肉食をしない
2.朝食は摂らない。一日二食か一食(小食に徹する)
3.植物乳酸菌を摂る。豆乳ヨーグルトなど
4.日光浴や太陽凝視
5.身体を温める。風呂で温める。生姜などを摂取
6.発酵食品をたくさん摂る
7.全てに感謝する。常に「有難うございます」と唱える
8.よく歩く。運動をする
9.室内を整理整頓する(物を置かない)。良く掃除をする。空気清浄機を利用
10・絶対に病気は無いと信じ切る(人間、本来病気無し)


まあ、こうした健康十訓のようなものは自分自身で、自分に合ったものを作って、それを実践していくことが大切ではないかと思います。

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