合掌と正座

 
 
 
きむら指圧俱楽部
指圧講座
指圧治療
経絡体操講座
瞑想講座
洗心塾講座
オススメ健康情報
講座用DVD
所在地の地図
問い合わせ
e・メール
相互リンク
Column(コラム)



『指圧』増永静人著
『指圧』

『経絡と指圧』増永静人著
『経絡と指圧』

『指圧療法』増永静人著
『指圧療法』 

よもぎ乳酸菌液【蓬龍宝・ホウロンポウ】
よもぎ乳酸菌液
【蓬龍宝・ホウロンポウ】

(36)合掌と正座


合掌


日本人の生活習慣の一つに、両手のひらを合わせてお辞儀をする「合掌」がありますが、余りにも身近な行為で、それほど深く考えない方が多いのではないでしょうか。

そもそも合掌とは、両手をあわせて仏を拝む時の礼法のことです。サンスクリット語のアンジャリの訳で、インドの敬礼作法の一種が仏教に取り入れられたものだと言われています。「仏壇ガイド」では次のような説明がされています。


『インドでは古くから右手は清浄、左手は不浄とされてきました。右手で食事をし、左手で用を足す。この使い分けは、今もきびしく守られています。古い歌に「右ほとけ、左われぞと合す手の、中ぞ床しき南無の一声」というのがあります。そこから意味するのは、右手は清浄、神聖、真理、仏を表し、左手は、不浄、世俗、いつわり、煩悩、衆生、わたしたちを表わします。

そして両手を合せるところに人の本当の姿、真実をみるのです。簡単に言えば、合掌することにより仏様と私が一つになり心を通い合わせ、仏の存在と安心を得るのです。そして「仏様が一緒だ」と考えると、心が豊かになり苦しいことも乗り越えることができるのです。

合掌することは、人の垢となる貧欲(とんよく:むさぼる)・瞋恚(しんに:はらだち)・愚痴(ぐち:おろかさ)を、仏の世界へと導きます。自分の心や他の人々の心を洗い清める姿です。仏様を迎え入れ各自の家庭を平和な極楽浄土にする合掌の生活は仏教の到達点にもなっています。』



先程言いましたように、日本人にとって合掌は馴染みの深いものですが、合掌には仏教的な習慣としてだけでなく、もっと深い意味があると、「ITスペシャリストが語る芸術」の管理人は次のように指摘されています。

『合掌と言うと、多くの日本人は、頭を下げ、身体は縮こまり、脇は固く閉じた姿勢を思い浮かべ、自分が合掌する時も、そうする人が多いと思う。

だが、真の偉人、さらには、神人と呼ばれるほどの人物の合掌を見ると、全くそうではない。胸を張り、顔を上げ、肘は横に突き出している。

それでいて、不遜さを感じさせず、堂々としていて、すがすがしいと感じる。本当に偉大な人の合掌は、まさにパワーポーズである。別に偉人、神人に限らず、我々もこれをすれば、「存在の力」を高め・・・つまり、宇宙の気を集め、生命力を高めることが出来る。』



合掌を、単なる仏教的な習慣として捉えるだけでなく、上記で言われているような、生命力を高める「パワーポーズ」として積極的に利用するといいのではないでしょうか。

例えば、合掌のポーズで、両手を左右から確りと押し付けた状態で、その姿勢を40分以上行うと超能力が身に付くなどと言う方もありますが、その真偽の程は分かりません。ちなみに私も以前、2度ほど同様なことを実践して見ましたが、特に変わったことはありませんでした。

このような、何かを行うと超能力が身に付くなどと考えながら行うことは、欲を煽る方法ですから、感心できません。そうではなく、自然な気持ちで行えば、知らず知らずに高い波動と合うようになり、いつしか大いなる力が発揮できるようになるかもしれません。



ところで、合掌そのものではありませんが、西式健康法で推奨されている『合掌合蹠法(がっしょうがっせきほう)』というものがあります。私も以前はよく行っていました。


合掌合蹠の方法としては、下記のような要領で行います。

1.仰向けになり、身体の感覚を見る。(体操前後の違いに氣付きやすくなる)
2.足の裏と裏を合わせる。(合蹠)
3.手を合わせる。(合掌)好きな方の親指を上にクロスさせる。
4.吐く息で、合わせた手を頭の上方向に伸ばしていくと同時に、合わせた足裏を恥骨から離していく。
5.吸う息で戻す。
6.戻したら、股関節の力を抜く。
7.(4)から(6)の繰り返しを10回。


詳しくは下記の動画をご覧になってください。

合掌合蹠+膝倒しを13分で紹介



なお、「合掌合蹠の効果」としては、次のようなことが挙げられています。

1.腰痛が楽になる
2.生理痛が楽になる
3.生殖器系の問題が解決しやすい
4.下肢の血流が良くなり冷えが改善されやすい
5.下肢の筋肉の調整になり、バランスが改善しやすい
6.お腹の冷えも改善されやすい
7.内臓が整いやすい
8.上半身も楽になり、背中のコリが解消されやすい
9.肩こりも楽になる



次にもう一つ、日本人の生活習慣には「正座」があります。とはいえ近年は住居の洋式化が幅を効かせていますので、畳の上で正座をする機会が殆ど無くなりました。

正座

正座とは、元々、神道での神、仏教で仏像を拝む場合や、征夷大将軍にひれ伏す場合にのみとられた姿勢であったそうで、日常の座法は武士、女性、茶人などでも胡座(あぐら)、立膝で座る事が普通であったようです。

江戸時代初期、正座の広まった要因としては、江戸幕府が小笠原流礼法を採用した際に参勤交代の制定より、全国から集められた大名達が全員将軍に向かって正座をすることが決められ、それが各大名の領土へと広まったと言われています。

また、別の要因として、この時代、庶民に畳が普及し始めた頃であったことも要因となっているようです。入澤達吉『日本人の坐り方に就いて』では元禄~享保に広まったと推測されています。

それに対して、川本利恵と中村充一「正座の源流」では、この座り方そのものは『日本諸事要録』(1583年)の記載から、16世紀後半にはすでに下級武士や農民にまで浸透していたことを指摘しており、古代遺跡や奈良時代の仏像にも現代の正座と同じ座り方があることから、座り方そのものは江戸時代以前から一般的であったとも考えられています。

江戸時代以前には「正座」という言葉はなく、「かしこまる」や「つくばう」などと呼ばれていた。1889年に出版された辞書『言海』にも「正座」という言葉が出ていないことから、「正座」という観念は明治以降に生まれたと考えられています。

書籍でのもっとも古い「正座」の使用例は、明治15年(1882)に出版された『小学女子容儀詳説. 上編』の文中にある「凡そ正座ハ、家居の時より習い置くべし」との記述があります。

かつては儀礼的な座法は身分や階層によって異なっていたようです。武家には蹲踞や跪座(きざ)、公家や茶人には亀居(割座)が尊者に対して敬意を表した座り方だったのが、明治維新以後の修身や四民平等を実現する過程で礼法を統一する必要が生じ、国民に共通するかしこまった座り方を「正座」と規定したとみられています。



正座をする時には合掌と同じように、腹に力を込め、胸を張り、顔を上げると、自然の気がみなぎり、腹筋と背筋も鍛えられます。正に、これも「パワーポーズ」です。

椅子の生活に慣れた現代人にとって、正座をすると膝を痛めるとか、言う方もありますが、正しい正座をすると、そのようなことなく、それどころか次のような効果も期待ですきます。

1.内臓の働きが活発になる
2.骨盤の矯正
3.下肢の冷えの改善


現代人の身長は伸びていますが、その分、下半身の弱さが目につきます。何となくひょろひょろしているように感じます。正座が当たり前であった時代の日本人は実に、下半身がどっしりとして身体のバランスが取れていました。

それと、正座をすると、胆力が養われるのではないかと思います。先程、腹筋や背筋も鍛えられるといいましたが、それに複式呼吸を合わせて行うことで、何事にも動じない腹の座った人間になれます。

ともかく、現代の日本人が忘れてしまっている日本人としての精神、即ち大和魂を取り戻すには、日常生活で合掌や正座を行うことが必要ではないかと思っている次第です。


<コラムのトップページに戻る>

 

=>指圧治療の申し込みはこちらから!




東京都八王子市千人町3-10-5 メゾン・アトレ403
☎ 042-673-7815   shiatsuk@trade.gmobb.jp
このサイトはリンクフリーです。 Copyright(C) きむら指圧俱楽部 All Rights Reserved 
(Web管理者:きむらすすむ)