邯鄲(かんたん)

 
 
 
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(48)邯鄲(かんたん)

邯鄲(かんたん)

今年の宮中歌会始の儀(1月13日)で、天皇陛下がお詠みになられた歌は下記のものです。

『邯鄲(かんたん)の鳴く音(ね)聞かむと那須の野に集(つど)ひし夜(よる)をなつかしみ思ふ』


これは天皇陛下が、1999年9月に栃木県那須町にある那須御用邸でお過ごしになった際、夜間に研究者の説明を受けながら、コオロギの仲間の虫の鳴き声を聞かれたことを懐かしく思い出されて、お詠みになられたそうです。

邯鄲(かんたん)は元々、中国の地名であり、また「邯鄲の夢」などの表現でも知られています。天皇陛下のお歌では、秋の夜に美しく鳴く虫の「邯鄲(かんたん)」としてお詠みになっています。



どんな虫かと言いますと、ウィキペディアによりますと、下記のような説明をみることができます。


『カンタン(邯鄲)は、極東に分布するバッタ目(直翅目)コオロギ科に分類される昆虫の一種。ただし21世紀初頭の日本ではコオロギ科からマツムシ科を独立させ、そのうちのカンタン亜科に分類するのが主流である。またカンタン科を独立させて、そこに分類する考えなどもある。

和名は中国の古都邯鄲から来ている。中国では天蛉と呼び、このことから日本に『邯鄲の枕』という物語が伝わってから名前がつけられたのであり、そのとても美しい鳴き声とその透き通る様な半透明な姿や成虫としての短い寿命を栄枯盛衰や儚さに例えて名付けられた。

それ以前に和名があったかは定かでない。また、夏の終わりから晩秋まで約2ヶ月近くその音色を聞くことが出来るが、個体としての成虫の寿命は短い。


クズ、ヨモギ、ススキ、カナムグラなどが多い草地に生息する。これら草本が密生し湿度の高い状態を好むことから、とりわけ河川等の岸辺に多数生息する。成虫は8-11月にかけて出現する。

オスは夜間、葉に空いた穴やえぐれなどから頭を覗かせ「ルルルルルルルル」と連続して鳴く。図鑑その他でよく「穏やかな声」といわれるが、これは野生の生息地で多くの草本により音が遮蔽され和らげられるからで、至近距離や室内で聞くその声は、大音量の「ティピピピピピピピピピ…!!」というようなやかましいものである。

姿が小さく、人の気配に非常に敏感で鳴き声を頼りに探すのはかなり困難であり、根気を要する。捕獲するので有ればむしろ昼の方が良く、鳴き声がした場所を覚えておき、植物の枝の先、特にアブラムシが居るような場所を丹念に探すと捕まえることが出来る。

静止し澱んだ空気よりも、ある程度風通しがよい状態でよく鳴く傾向にある。ただ、近接状態を嫌うため、互いに10数cm以内の距離に接近したり、同じ飼育容器に入れられると、継続して鳴かなくなる、または全く鳴かなくなり、闘争する。

コオロギの仲間としては飛翔能力がたいへん優秀である。翅型の区別などは無く自在に飛ぶ。蓋の無い容器からはたちまち飛び出して逃げてしまう。また、マツムシ科やクサヒバリ科、キリギリス科ほど強力ではないが垂直滑面を歩行できる吸盤を付節に有する。

食性は肉食性が強い雑食性で、アブラムシを好んで食べるほか、ヨモギやクズなどの葉も食べる。幼虫は花粉や花びらも好む。糖分と動物質が不足すると幼虫は成長が止まり、多くが死亡する。

アブラムシを好んで捕食するのは、体内にその糖分が豊富だからであると考えられている。飼育下では観賞魚用の餌やドッグフードを食べて問題なく生育するが、これも蜂蜜などを混ぜて与えたほうが好結果を得られる。

9月中旬頃から産卵をはじめ、直径が5-8mmの生きたヨモギなどの茎に噛み傷をつけ、産卵管を差し込んで数個の卵を産む。卵は翌年の6月中旬頃に孵化する。』 



今年の宮中歌会始の場で、天皇陛下が何故、寿命の短い虫である邯鄲の歌をお詠みになられたのか・・・ご真意を察するには余りありますが、何だか深い意味が込められているように感じております。


カンタン(邯鄲)秋の鳴く虫



ところで、本来の地名としての邯鄲ですが、中国,河北省南部の省専区轄市で、人口121万(1995)だそうです。太行山脈の東麓と華北平原の間にあり,河北と中原,華北平原と山西高原とを結ぶ交通の要地に位置するそうです。

春秋時代から衛の邑(都市)としてあらわれ,戦国の初めに趙の都がおかれると(前386),その地の利から物資の交易地となり,全国の商人が集まる屈指の大都会として大いに繁栄したようです。趙が秦に滅ぼされて邯鄲郡となり(前228),漢代では一族が封建されて趙王国がおかれたが,邯鄲の繁栄も秦・漢時代までであった、と記されています。



それから、「邯鄲」はの曲名でもあります。話の内容としては、人生に悩みを持つ青年・盧生(ろせい)が、真理を求めるため、高僧に会いに旅に出ます。

彼は途中、邯鄲という里の宿屋で不思議な枕に出会い、少しの間昼寝をすることに。その夢に見たのは、心の中に抱いていた現世への野望でした。

それは帝王になり、この世の最高の地位とすべての栄華を手に入れるというものです。雲の上に聳え立つ宮殿に住まいし、金・銀で彩られた庭や建物に囲まれ、身の回りには美女がひしめき合っています。

そして五十年の月日が流れ最後に手に入れたものは、この歓楽を永遠のものにする、千年の寿命を保つ仙薬でした。盧生は歓喜の絶頂に達し、自ら喜悦の舞を舞います。

しかし舞の途中、すべてのものが消え去り夢から覚めるのです。五十年の栄華は粟飯ができるまでのわずかな時間の出来事で、夢の中の宮殿は元の粗末な宿屋に戻り、女房や更衣たちの声は松風の音と化したのです。

「五十年の栄華は一睡の夢だ」、「夢のようにはかないのが世の中だ」と真理を悟った盧生は、高僧の教えにも勝るこの枕に感謝し、故郷に帰っていく、というものです。


「邯鄲」 金剛流仕舞





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