こだわりの健康食が
不健康を招く

 
 
 
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『指圧』増永静人著
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『指圧療法』増永静人著
『指圧療法』 

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(6)こだわりの健康食が不健康を招く


これはアメリカの話ですが、特にセレブと言われる人々や一部の金持ち連中は健康志向も高く、食生活も自然食品を始め、身体にいいと言われるものを積極的に摂っています。

しかし、次々に新たな健康食や健康食品と言われるものが現れて、それに追従する人々も多く、何となくセレブのファッションのようになっている点が見て取れます。

最近の日本でも、アメリカの流行に敏感な人々の間にも同様の傾向が見られます。アメリカのセレブの間では果物だけの食事が流行っているというと、直ぐにそれに飛びつく人々がいるのが実情です。



勿論、ジャックフートや偏った食事をするよりは、こうした健康食を摂るほうが身体にいい面が多いのは事実です。しかし、一つのことに偏ると、逆に不健康になり兼ねません。

アメリカの一部の医師や登録栄養士たちの調査によりますと、純粋な、あるいは「クリーンな」食品を食べたいという願望が強迫観念になってしまい、不健康な状態になってしまう人々が増えている、とのことです。

それは、未加工の食品だけを食べる完全菜食主義者や、主要食料源からグルテン、乳製品、糖質といった複数の要素を除外してしまう人々のことで、極端な場合、栄養失調になってしまう人もいるということです。



このことに関して、「THE WALL STREET JOURNAL」 では、下記のように報じています。


ーー引用はここからーー

強迫性障害の症状も

そうした病気のことをオルトレキシアと呼ぶ専門家もいる。精神障害のバイブルとされている「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」にも正式な診断名がなく、あまり研究が進んでいない病気だ。

この病気にかかっている人は、強迫性障害(OCD)のような認知されている病気の症状を示したり、拒食症の人のように不健康なぐらい体重が減ってしまうということが多い。

コロラド州の研究者たちは最近、臨床医たちがオルトレキシアという診断を下すのに役立ち得る一連の基準を提案した。今年に入ってサイコソマティクス誌のオンライン版に掲載されたそのガイドラインは、この病気に関する将来の研究の標準にもなり得ると彼らは言う。

コロラド大学デンバー校医学部の精神医学特別研究員で、その研究の上席著者であるライアン・モロゼ氏によると、オルトレキシアの有効なスクリーニング手法を開発し、その有病率を見極め、他のもっとよく知られた摂食障害と差別化するには、さらなる研究が必要だという。

共著者の一人である北コロラド大学のトーマス・ダン教授(心理学)は「食べる量を制限しているからではなく、食べるものを制限しているせいで栄養失調になってしまう人がいる」と言う。「彼らがそうするのは痩せるためではなく健康になるためだ。そうした考え方が行き過ぎると、他の精神疾患に見られるような状態に陥ってしまう」


食品の下調べに3時間

提案されている診断基準には、食べ物の質や成分にこだわるあまり、特定の食品の下調べや調理に1日3時間以上といった過度の時間を費やしてしまう、不健康な食品を食べた後に罪悪感を覚えてしまうなどがある。栄養の不均衡、または日常生活への支障につながるそうした食べ物への固執はオルトレキシアと考えられる。

強迫性障害の患者と同じような治療を受けているオルトレキシアの患者もいる。外来患者向け診療所のOCDセンター・オブ・ロサンゼルスのキンバリー・キンラン臨床部長は「摂食障害という診断の下では治療が不十分な人々もおり、そうした人の病気は強迫性障害という診断の下で治療された方が良い」と指摘する。

キンラン氏によると、その症状は健康な生活を送ることへの関心から始まる。そして、汚染されている、あるいは本人たちが不健康だと見なしている食品を食べることへの不安が徐々に高まっていく。

治療には、行動変容を目指した精神療法の一種、認知行動療法が含まれることが多い。「われわれは基本的に強迫性障害の治療に使ったモデルを採用し、強迫性障害に非常によく似たこの病気にも利用している」と同氏は語る。

健康的な食生活を送るための努力と極端な行動に出ることのあいだにはグレーゾーンがあり、それがオルトレキシアへの疑念をあおる一因となっていると専門家は指摘する。「人々は健康的な食生活を送ることがどうして病気につながるのか信じられないのだ」とキンラン氏は言う。

他の病気がオルトレキシアを引き起こすこともある。ウィスコンシン大学医学・公衆衛生大学院のデビッド・レイケル統合医学部長は、食物アレルギーやそれに関連する病気になった患者の10~15%が特定の食品に対して不健全な恐怖心を抱くようになると見積もっている。

たとえば炎症状態の一因となっていないかを確かめるために特定の食品の摂取を控えるというように、栄養療法には除外食が含まれる場合が多いとレイケル氏は説明する。そうしたプログラムでは、一定期間後にその食品の除外が徐々に解かれていくものだが、引き続きその食品を避け続ける人もいる。「人々は健康のための選択に厳しくなり過ぎて、必要な栄養を摂取していない」


拒食症に苦しむ患者も

オルトレキシア患者を治療する摂食障害セラピストらによると、多くの患者は拒食症にも苦しんでいたという。その一方で、オルトレキシア患者の多くは低体重ではなく、そのことが病気と診断するのを難しくしていると指摘する専門家もいる。

ニューヨーク市在住で、米国栄養・食事療法学会の広報担当者でもあるマジョリー・ノーラン・コーン氏は「データ上は完全に健康で、血液検査の結果も良く、体重にも問題ない人でも食品に執拗(しつよう)なこだわりを示すかもしれない」と話す。

食習慣のせいで社会とのかかわりを避けるようになったら注意信号だとコーン氏は指摘する。「そうした人々は食品に何が入っているかわからない、特定の方法で調理されていない、使用されているのが有機オリーブオイルではなかったら大変だ、といった理由で友人とレストランに行けないかもしれない」

ロサンゼルス在住のジョーダン・ヤンガーさん(24)は昨年、自分の野菜中心の食事に関するレシピや写真を投稿するために写真・動画共有サービス、インスタグラムのアカウントやブログを開設した。すると、日々の食事が彼女の生活のすべてになってしまった。


朝目覚めるとパニック

「朝目覚めると、今日は何を食べようかと考えてパニックになった」とヤンガーさんは振り返る。「ジュースバーやホールフーズ・マーケットといった自然食品店に行くと、かなり長い時間をかけてすべてを見て歩き、その日1日分のメニューを考えようとした。自分でもこれは不健康だと気付くほど健康な食生活を送ることに夢中になり始めていた」

すでに細身だったヤンガーさんは食事制限をして約11キロも痩せたという。彼女の肌はオレンジ色になり、月経が来なくなった。今年5月、彼女は摂食障害の専門医や栄養士のアドバイスを受け始め、回復することができた。

今は加工食品を除いてどんな食べ物も制限しないことにしているという。彼女の肌は普通の色に戻り、髪の毛は濃くなって13センチも伸び、体重も元に戻った。

「いろいろな食の哲学があり過ぎるので、オルトレキシアが広まる余地はまだたくさんあるだろう」とヤンガーさんは言う。「さまざまな理論を聞くと、食べるのが本当に難しくなり、本来は楽しむべき食生活がとてつもなく不安なことに思えてしまう」

ーー引用はここまでーー



上記のようなことはアメリカだけでなく、既に日本でも見られることだと思います。人々の健康志向につけ込んで新たな健康食やら自然食などが次々に紹介されています。

それらを鵜呑みにして、それにのめり込んでしまいますと、通常の食生活を疎かにしてしまいがちです。その健康食のみが自分を健康にしてくれると盲信してしまう方が、結構おられます。

マスコミの報道やネット上の情報など、あまりも多くの健康情報が溢れかえっており、自分自身でよく判断できない方が、それらの情報に頼ってしまっているようです。



こうなっているのも、日本の家庭の食生活が崩壊しているからかも知れません。昔のように家庭料理が疎かにされ、小さい頃からハンバーガーなどのジャンクフードに慣れ親しんでしまい、食事の大切さを忘れてしまった人々が多いようです。

俗に言う「おふくろの味」も忘れ去られたり、自分で料理をしない若者が急増したりしていますので、自分の身体を養う上で何が大切なのかが分かっていないように見えます。

そうした人々が、マスコミの情報の餌食となって、一つのことに偏った食生活を取り入れたりしているのではないでしょうか。



例えば、玄米菜食にしても、本来、健康食として有効なものですが、それに付随して陰陽理論などの理屈を勉強している内に、食材を全て陰陽に分けて考えて、これは身体にいい、これは身体に悪いと、頭でっかちになっている方がおられます。

また、添加物に神経質になる余り、外食は一切しないとか、ちょっでも添加物があると極端に避けるなど、次第に周りの方との付き合いも疎遠になる方もあります。

これは良く目にすることですが、玄米菜食を励行している人たちの中に、ヤセて顔色の悪い方が結構おられます。余りにも一つのことに執着しているからだと思われます。



何事も、こだわりが過ぎると、どんなに良いと思われることであっても、結果として逆のことになってしまうことは、誰でもが経験することではあります。

折角、身体の健康のために自然食や玄米菜食、その他の健康食を取り入れても、それしか無いと頑なに実行していると、その頑固さによって心身を傷つけることにもなり兼ねないことを理解する必要があります。

一番大事なことは、自分の身の回りで取れる、季節の野菜や魚介類などを中心として、日本の伝統食である発酵食品などを常食して、少食や粗食にすることではないでしょうか。

いわゆる、地産地消とか身土不二と言われているように、できるだけ身近で取れたものを摂取するようにして、輸入食品などに頼らないことです。

また、日本人は外国人と違って、腸の長さが違うようですから、外国で流行っている健康食をそのまま取り入れるのは問題があるのではないかと思います。

また、肉食は万物の霊長である人間として、摂るべきものではないことも承知しておくことが大切です。特に波動の高まっている現代では、尚更のことです。



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